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- 骨が少ないと言われた方へ(骨造成)
骨造成とは

骨造成とは、歯周病や加齢、外傷などで失われた顎の骨を再生させる治療のことです。インプラント治療では、顎の骨に人工歯根(インプラント体)を埋め込むため、十分な骨量が必要です。しかし、歯を失った状態を長期間放置していた場合や、歯周病が進行していた場合など、顎の骨が痩せてしまい、インプラントを安全に埋め込むことができないケースもあります。
このような場合に、人工骨や自家骨、骨補填材を用いて骨の再生を促すのが「骨造成」です。骨造成をおこなうことで、インプラント治療の適応が可能となり、見た目や機能性の面でも安定した結果を期待できます。
骨造成が必要になるケース
- 歯周病により顎の骨が大きく失われている
- 長期間歯を失ったままで骨が退縮している
- 加齢や体質によって骨の厚みや高さが不足している
- 上顎奥歯の上部にある空洞(上顎洞)との距離が近すぎる
こうした状態のままインプラントをおこなうと、固定が不十分となり脱落のリスクが高まるため、骨造成で土台を整えることが重要です。
骨造成のメリットとデメリット
メリット | デメリット |
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メリット |
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デメリット |
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骨造成の種類と費用目安
骨造成にはいくつかの方法があり、顎の状態や骨の不足の程度によって適切な術式が選ばれます。
ソケットリフト(上顎奥歯の骨量が5mm以上の場合)
上顎洞の粘膜を押し上げて、骨補填材を挿入する方法。比較的軽度なケースに適応されます。
治療費用目安(税込)
5万円〜10万円
治療期間目安
3ヶ月〜6ヶ月
※症状により、料金は変わってきます。
GBR(骨誘導再生法)
骨が不足している部分に骨補填材を入れ、特殊な膜(メンブレン)で覆って骨の再生を促します。
治療費用目安(税込)
5万円〜10万円
治療期間目安
3ヶ月〜6ヶ月
当院の骨造成への取り組み

京都府城陽市の小林歯科医院では、インプラント治療を安全におこなうため、骨造成が必要な方には術前にくわしい検査と説明をおこない、納得いただいた上で治療を進めています。骨造成が適応外となる場合も、患者さまのご希望に寄り添いながら、ブリッジや入れ歯などの代替案をしっかりとご提案いたします。