- HOME>
- 歯を失ってしまった方へ
欠損歯とは

欠損歯とは「歯が抜けた状態」のことです。本来あるべき歯を失ってしまった状態を指します。
欠損歯になると、このような問題がおこります
- 歯がないため、見た目が良くない
- 食べ物をしっかり噛みにくい
- 食事内容に偏りが出る
- うまく発音できない
欠損歯を放置するとどうなる?
歯並び・噛み合わせが乱れる
歯は普段お互いに押し合いながらその場所に留まっています。歯を失うと、その空間に向かって両隣の歯が動いたり、傾いたりして、歯並びが乱れてしまいます。
他の歯まで連鎖的に失う
歯を失った部位に食べカス・汚れが溜まりやすくなり、虫歯や歯周病のリスクが高くなります。これに歯並び・噛み合わせの乱れも重なり、残存歯を連鎖的に失うケースが多々あります。
栄養状態が悪くなる
硬いものや繊維質のものが食べづらくなり、栄養状態が悪くなります。欠損歯の放置は、口腔だけでなく、身体の健康にも悪影響を及ぼすことがあります。
社会生活への支障
歯を失ったまま放置していると、「お口の健康を管理できない人」というイメージを持たれてしまう恐れがあります。またご自身でも、喋る・笑うことに抵抗が生じて、外出したり、人と会ったりする機会が減少する傾向にありQOLの低下につながってしまうのです。
欠損歯に至る原因
欠損歯に至る原因の第1位は歯周病です。次いで虫歯、事故(交通事故、転倒、スポーツ中の事故など)が続きます。
歯を失わないためにできること
虫歯・歯周病の予防はもちろん、虫歯・歯周病になってしまった時にきちんと治療を受けることも大切です。歯科医院で適切な治療を受け、虫歯・歯周病予防のためにオーラルケアや生活習慣を改善し、歯科医院の定期メインテナンスに通うようにしましょう。
スポーツ中の事故については、スポーツマウスピースを装着するなどして、欠損や破折の予防に取り組むことができます。
欠損歯の治療の選択肢
欠損歯の治療の選択肢は大きく、入れ歯、ブリッジ、インプラントに分けられます。どの治療が1番というものではなく、患者さまのお口やお体の状態、ご希望、またご予算に合ったものを選択することが大切です。
入れ歯
部分入れ歯や総入れ歯を装着することで、審美性・機能性を回復させます。保険の入れ歯であれば、費用を抑えて、短期間での作製が可能です。一方で自費の入れ歯であれば、費用はかかりますが、審美性・機能性を高めたさまざまな入れ歯から、ご自身に最適なものを選択することができます。
ブリッジ
欠損歯の両隣の歯を削り、両隣の歯を含めた人工の歯列を架け橋(ブリッジ)のように渡すことで、審美性・機能性を回復させます。保険の入れ歯と比べると強く噛むことができ、また見た目も美しく仕上がります。ただ、両隣の歯が受けるダメージは大きくなります。自費診療であれば、人工歯の部分をセラミックにするなど、審美性・機能性を高めることができます。
インプラント
局所麻酔下の手術で顎の骨にインプラントを埋入し、その上にセラミック製の人工歯を取り付け、審美性・機能性を回復させます。自費診療となるため費用はかかりますが、天然歯とほとんど変わらない美しさ、噛み心地が手に入ります。
ただし、手術が必要です。また、定期的なメインテナンスが欠かせません。メインテナンスを怠ると、インプラント周囲炎という歯周病のような状態になり、インプラントが脱落してしまう恐れがあります。
歯を失ってしまう前に、まずはご相談ください

欠損歯をそのままにしていると、見た目だけでなく咀嚼や発音に支障をきたし、お口やお体の健康への悪影響与えることがあります。
小林歯科医院では、虫歯・歯周病が進行している症例であっても、まずはできるだけその歯を残すように努めます。そのうえで、やむを得ず抜歯となる場合には、抜歯したあとの治療方法についてもしっかりとご説明いたします。
治療方法に迷っている方も、お気軽に当院へご相談ください。一緒にご自身にあった治療法を見つけるお手伝いをさせていただきます。