「インプラントって、結局は金属を顎に埋め込むんですよね?」「お風呂に毎日入ってるのに、体の中で錆びたりしないの?」 この質問は、インプラントを検討している患者さんの多くが一度は気になるポイントです。診察室ではなかなか聞きづらく、SNSや知恵袋で調べる方も少なくありません。
こんなお悩み、ありませんか?
次のような点が気になる方は、ぜひ最後までお読みください。
- インプラントは金属だから、体の中で錆びるのではと不安
- お風呂やプールに入っても大丈夫か気になる
- インプラントの周りの歯ぐきが、黒っぽく見える気がする
- インプラントに使われている素材について知りたい
- 長く使っていくうえで、本当に注意すべきことを知りたい
インプラントに使われている金属は、通常の使用環境ではほとんど錆びません。ただし、錆びなくても気をつけたい点や、錆びと間違えやすい症状もあります。今回は、京都府城陽市・京田辺市エリアでインプラント治療に力を入れている小林歯科医院が、インプラントと錆びの関係について、インプラント専門の歯科医師の立場から解説します。
インプラントは本当に錆びる?
インプラントの土台に使われるチタンは、表面に自然な保護膜ができるため、通常の使用環境ではほとんど錆びません。お風呂やプール、毎日の食事や唾液によって、インプラントが錆びる心配は基本的にありません。 自転車や鉄のフェンスが赤茶色に錆びている様子を見て、「体の中でも同じことが起きるのでは」と心配になるのは自然なことです。しかし、インプラントに使われている金属は、一般的にイメージされる「錆びる金属」とはまったくの別物です。
なぜ「錆びるのでは?」と誤解されやすいのか
自転車やフェンス、包丁など、身近な金属製品が錆びている光景を見慣れているため、体内に入れる金属にも同じ現象が起きると連想してしまうのは、無理のないことです。加えて、インプラントに使われる金属が日用品の金属とはまったく異なる特殊素材であることは、一般にはあまり知られていません。この違いを知っておくだけで、多くの不安は解消されるはずです。
インプラントが錆びない理由|チタンという金属の特徴
チタンは空気や水分に触れると、表面にごく薄い膜ができ、この膜が内部を守るため、錆びにくい性質を持っています。インプラントの土台(フィクスチャー)には、主にチタン、またはチタン合金が使用されています。
表面に自然な「保護膜」ができる
チタンの表面にできる薄い膜が金属を包み込むことで、錆びの原因となる反応が起こりにくくなっています。傷がついてもこの膜はすぐにまた作られるため、長期間その状態が維持されます。
唾液の中でも安定していて錆びにくい
口の中は唾液や飲食物で常に濡れていて、環境が変化しやすい場所です。それでもチタンは非常に安定した性質を持っているため、こうした環境でも劣化しにくく、金属アレルギーも起きにくい素材として知られています。
骨と結合する性質が見つかった素材
インプラントにチタンが使われるようになったきっかけは、1950年代にスウェーデンの研究者が、チタンが骨と強く結びつく性質を持つことを発見したことでした。さまざまな金属が試されるなかで、体になじみ、骨と一体化する素材として選ばれたのがチタンです。錆びにくさだけでなく、骨との相性の良さも、インプラントにチタンが選ばれ続けている理由です。
人工関節にも使われる、実績のある素材
チタンは歯科インプラントだけでなく、人工股関節や骨折治療で使われるプレートなど、体の中に長く入れておく医療機器にも幅広く使われています。長年の臨床実績があることが、安心材料のひとつになっています。
インプラントが錆びなくても、注意したいトラブル
インプラント自体が錆びなくても、周囲の歯ぐきや骨に炎症が起こるインプラント周囲炎には注意が必要です。むしろインプラント専門の歯科医院として伝えておきたいのは、こちらの内容です。
インプラント周囲炎とは
インプラントは天然歯と違い虫歯にはなりませんが、周囲の歯ぐきや骨は天然歯と同様に細菌感染のリスクを抱えています。歯磨きが不十分だと、歯周病に似た炎症が進行し、土台を支える骨が吸収されてしまうことがあります。その結果、歯ぐきが下がって金属部分が露出したり、最悪の場合はインプラントが脱落したりすることもあります。これは金属が「錆びた」わけではありませんが、見た目にも機能にも大きな影響を与えます。
歯ぎしり・食いしばりによる負担
インプラントには、天然歯のように衝撃を和らげるクッションの役割をする組織がありません。そのため、強い歯ぎしりや食いしばりがあると、被せ物がすり減ったり欠けたりすることがあります。就寝中にマウスピースを使うなどの対策で、負担を減らすことができます。
インプラントを長持ちさせるには?
毎日のセルフケアと、3〜6ヶ月ごとの定期メンテナンスが、インプラントを長持ちさせる基本です。錆びる心配は少なくても、日々のケアが何より重要になります。
毎日のセルフケアを徹底する
天然歯以上に汚れが溜まりやすい構造の場合もあるため、インプラント専用ブラシや歯間ブラシを使った丁寧な清掃を習慣にすることが大切です。特に唾液の分泌が減る就寝前は、念入りなケアが欠かせません。
定期メンテナンスを欠かさない
インプラント周囲炎は自覚症状が出にくいため、3〜6ヶ月ごとの定期検診でプロによるチェックとクリーニングを受けることが早期発見のカギとなります。見た目だけでは分からない骨の状態も、定期的なレントゲン撮影で経過を追うことができます。
こんな症状があれば、早めに歯科医院へ
次のような変化に気づいたときは、錆びかどうかを自分で判断せず、治療を受けた歯科医院に相談してください。
- インプラントの周りの歯ぐきが黒っぽく見える
- 歯ぐきが赤く腫れている、歯みがきで出血する
- インプラントの金属部分が見えてきた
- 口臭が気になる、膿のような味がする
- インプラントがぐらつく感じがある
早い段階で見つけられれば、対処できる選択肢も広がります。
城陽市・京田辺市でインプラントのご相談は小林歯科医院へ
小林歯科医院は、40年以上にわたり地域の皆様のお口の健康を守ってきました。
虫歯や歯周病といった一般的な治療はもちろん、インプラント治療に特に力を入れており、歯を失ってお困りの方がまたしっかりと噛めるようなお口づくりに取り組んでいます。 当院は、小さなお子様からご年配の方まで、皆様が笑顔で通える歯科医院です。城陽市を中心に、近隣の京田辺市などからも、お口のお悩みやインプラント治療についてご相談いただけます。
インプラントが錆びるのではというご不安はもちろん、歯ぐきの変化が気になる方や、現在お使いのインプラントのメンテナンスについても、丁寧にご説明のうえ対応いたします。京田辺市にお住まいの方も、近鉄京都線「富野荘駅」東出口から徒歩3分とアクセスしやすい立地ですので、お気軽にお越しください。
お口のお悩み、ご相談、インプラントに関するご質問はお気軽にお尋ねください。
◆医院名 小林歯科医院
◆所在地 〒610-0117 京都府城陽市枇杷庄鹿背田103-19
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