「大人の歯が、なかなか生えてこない」「歯医者さんで、生まれつき歯が1本足りないと言われた」
こうした経験は決して珍しいことではありません。日本の調査では、永久歯が生まれつき足りない「先天性欠如歯」がある人は、10人に1人の割合で存在することが分かっています。親知らずを含めれば、さらに多くの人が当てはまる、意外と身近な話です。
「自分だけおかしいのでは」「歯並びがコンプレックスで人前で笑えない」と一人で悩んでいるケースも少なくありません。今回は京都府城陽市・京田辺市エリアでインプラント治療に力を入れている小林歯科医院が、先天性欠如歯の基礎知識と、インプラントによる治療の選択肢について解説します。
「先天性欠如歯」とは?10人に1人が抱える歯の事情
先天性欠如歯(先天性欠損歯)とは、虫歯や事故で歯を失ったのではなく、生まれつき永久歯の芽(歯胚)が作られず、歯が生えてこない状態のことです。乳歯は生えていても、その下にあるはずの永久歯が存在しないため、乳歯が抜けた後もその部分に歯が生えてこない、あるいは乳歯がグラグラせず長く残り続けるといった形で気づかれることが多くあります。
発生率は想像より高い
日本小児歯科学会が全国規模でおこなった調査では、7歳以上の子ども約1万5千人のうち、親知らず(第三大臼歯)を除く永久歯の先天性欠如が見られた人は10.09%でした。特に生えてこないことが多いのは下顎の第二小臼歯や、上顎の側切歯(前から2番目の歯)です。クラスに数人はいてもおかしくない、意外とありふれた状態といえます。
放置すると起こりやすいこと
歯が1本足りないまま成長すると、隣の歯が倒れてきたり、噛み合わせの歯が伸びてきたりして、歯並び全体のバランスが崩れやすくなります。見た目の印象だけでなく、噛み合わせや発音にも影響が出ることがあるため、早めに気づいて対策を考えることが大切です。
先天性欠如歯の治療でインプラントが選ばれる理由
歯がない部分を補う方法には、入れ歯・ブリッジ・インプラントなどいくつかの選択肢があります。その中でもインプラントが先天性欠如歯の治療でよく選ばれる理由を見ていきます。
健康な歯を削らずに済む
ブリッジは、歯のない部分の両隣にある健康な歯を削って支えにする治療法です。先天性欠如歯のケースでは、生まれつき大切に使ってきた歯を削ることに抵抗を感じる方も少なくありません。インプラントであれば顎の骨に直接土台を立てるため、周りの歯を傷つけずに治療できます。
成長が落ち着いてから、自分の歯のように使える
インプラントは顎の骨の成長が落ち着く時期(一般的に10代後半以降)を待ってから治療をおこなうのが基本です。成長期を過ぎたタイミングで埋入すれば、天然歯に近い噛み心地と見た目を長期間にわたって維持しやすくなります。
見た目のコンプレックスを根本から解消できる
歯の隙間や歯並びの乱れは、思春期から大人になるまで、人知れずコンプレックスとして抱え続けられやすいテーマです。インプラントで歯列のバランスを整えることで、口元に自信を持てるようになったという声も多く聞かれます。
治療を考えるときに知っておきたいこと
先天性欠如歯の治療は、成長期の子どもと、すでに成長が落ち着いた大人とで、考え方が少し異なります。
子どものうちは、まず経過観察と矯正の相談から
顎の骨がまだ成長している時期は、インプラントをすぐに入れることはできません。多くの場合、7歳頃までにレントゲンで先天性欠如の有無を確認し、矯正歯科と連携しながら、将来を見据えた歯並びの管理をおこなっていきます。歯が6本以上生まれつき足りない場合は、国が定める先天疾患として矯正治療に健康保険が適用されるケースもあるため、早めに相談しておくと選択肢が広がります。
大人になってからでも、治療を始めるのに遅すぎることはない
子どもの頃に治療のタイミングを逃してしまったという相談も多く寄せられます。成長が落ち着いていれば、何歳からでもインプラント治療を検討することは可能です。長年のコンプレックスだった部分も、今から整えていくことができます。
骨の状態によっては事前の処置が必要なことも
先天性欠如歯の部分は、歯がなかった分だけ顎の骨が十分に育っていないケースもあります。その場合は骨を増やす処置(骨造成)を併用してからインプラントを埋入することもあるため、まずは精密検査で顎の状態を確認することが大切です。
「自分だけ」ではない、先天性欠如歯という事情
生まれつき歯が足りないことは、実は10人に1人が経験している、決して珍しくない事情です。長年のコンプレックスや噛み合わせの悩みを一人で抱え込まず、専門の歯科医師に相談することが、お口の健康と笑顔を取り戻す第一歩になります。
医院情報
小林歯科医院は、40年以上にわたり地域の皆様のお口の健康を守ってきました。
虫歯や歯周病といった一般的な治療はもちろん、インプラント治療に特に力を入れており、先天性欠如歯でお悩みの方のご相談にも丁寧に対応しています。
当院は、小さなお子様からご年配の方まで、皆様が笑顔で通える歯科医院です。城陽市を中心に、近隣の京田辺市などからも、お口のお悩みやインプラント治療についてご相談いただけます。子どもの歯が生えてこない、大人になってから気になり始めたなど、どんな段階のご相談でも構いません。近鉄京都線「富野荘駅」東出口から徒歩3分とアクセスしやすい立地ですので、京田辺市にお住まいの方もお気軽にお越しください。
お口のお悩み、ご相談、インプラントに関するご質問はお気軽にお尋ねください。
◆医院名:小林歯科医院
◆所在地:〒610-0117 京都府城陽市枇杷庄鹿背田103-19
TEL:0774-55-2781
