コラム

  • HOME>
  • コラム>
  • 歯を失ったままにするとどうなる?放置によ・・・

歯を失ったままにするとどうなる?放置による口腔内のリスク

2025.10.08
歯を失ったままにするとどうなる?放置による口腔内のリスク

歯を失ったまま放置していると、口腔内だけでなく、体全体にさまざまな悪影響を及ぼすことがあります。

うまく噛めない、歯並びが悪くなってしまう…などのお悩みはもちろんですが、それ以外にも多くのリスクが隠れているので、しっかりと治療を行うようにしましょう。

今回は、歯を失った場合に放置することがどのようなリスクを引き起こすか、そしてその対策について詳しく解説します。

口腔内の構造に与える影響

歯は、口腔内の構造を支える重要な役割を担っています。

歯を失うことでその支えがなくなってしまうと、周りの歯や歯茎、顎の骨にさまざまな影響を及ぼします。

例えば、歯を失った部分が放置されることで、隣の歯が倒れてきたり、反対側の歯が伸びてきたりすることがあります。

このような問題が起こると、噛み合わせが崩れて更なるトラブルを引き起こすことになってしまうかもしれません。

顎の骨の萎縮

一部の歯がなくなることで、顎の骨も次第に萎縮していきます。

前提として、骨は歯の根が刺激を与えることで健康を保っています。

そのため、歯を失うとその刺激がなくなり、骨の密度が減少してしまうのです。

この現象は特に下の顎で顕著に現れ、顎の骨が薄くなることで、後々インプラントや義歯を入れる際に困難になることがあります。

歯を失ったままにすることによる噛む力の低下

歯を失ってしまうと、当然ですが噛む力も大きく低下してしまいます。

噛む力が弱まると、食事がしづらくなり、栄養バランスが偏ってしまうことにつながります。

その結果、消化不良や胃腸の負担が増し、体調不良を引き起こす原因になるなど、お口以外の健康状態にも支障をきたしてしまうことが考えられます。

食事の制限と栄養不足

歯を失ったままで食事が困難になると、固い食べ物や噛み応えのある食事を避けるようになります。

その結果、栄養価の高い食材が摂取できなくなり、体に必要な栄養素が不足してしまう可能性があります。

特にご年配の方になると、栄養不足が健康に深刻な影響を与えることもあります。

歯を失った場合の心理的影響

歯を失うことは、見た目や健康に対する不安を引き起こすだけでなく、心理的な影響も大きいと言えるでしょう。

歯の欠損があると、笑顔を見せることに抵抗を感じたり、食事を楽しむことができなくなったりすることがあります。

自信喪失と社交的な場面での影響

歯を失うことは、見た目の問題としても大きな影響を与えます。

笑顔や会話の際に口元を気にするようになり、社交的な場面での自信を失うことがあります。

これがさらに心理的なストレスを引き起こし、日常生活に影響を与えることもあるのです。

歯を失う原因と予防策

歯を失う原因にはさまざまな要因があります。

主な原因としては、虫歯や歯周病、外的な衝撃などが挙げられるでしょう。

歯を失わないためには、どのような予防策を講じることが必要なのかを見ていきましょう。

虫歯と歯周病の予防

歯を失う最も一般的な原因は、虫歯や歯周病などのトラブルです。

これらの病気を予防するためには、日々の歯磨きや定期的な歯科検診が欠かせません。

特に歯周病は初期段階では自覚症状が少なく、放置しておくと歯を支えている骨が溶けてしまいます。

外的な衝撃に対する対策

ハードなスポーツや突然の事故など、強い衝撃を受けることで歯を失うこともあります。

こうした事故を防ぐためには、スポーツ時にマウスガードを使用することや、安全対策を講じることが必要です。

歯を失った場合の治療方法

歯を失った場合、そのまま放置するのではなく、適切な治療を受けることが大切です。

治療方法には、入れ歯やブリッジ、インプラントなど複数の選択肢があります。

それぞれの治療法のメリットとデメリットを見ていきましょう。

義歯(入れ歯)

義歯は、歯を失った部分に取り付けることで、噛む力や見た目を補う治療法です。

取り外しが可能で、費用が比較的安価であることがメリットです。

しかし、取り外しが必要なため、外れることがある点や、しっかり固定されない場合がある点がデメリットとして挙げられます。

ブリッジ

ブリッジは、失った歯の両隣の歯を削り、その上に人工の歯をかぶせる方法です。

比較的短期間で治療が完了し、見た目や噛む力も改善されますが、隣の歯に負担がかかるため、歯が弱くなる可能性があります。

インプラント
インプラント

インプラントは、歯を失った部分に人工歯根を埋め込む治療法です。

周囲の歯に負担をかけず、見た目や機能も自然に戻ります。

インプラントは最も安定した治療方法とされますが、手術が必要であり、治療期間が長くなることがあります。

歯を失った場合の早期対応がカギ

歯を失ったまま放置すると、さまざまなリスクが生じますが、早期に治療を受けることでそれらのリスクを大きく軽減することができます。

歯の欠損が気になり始めたら、早めに歯科医院を訪れ、適切な治療を受けるようにしましょう。

医院情報

医院情報

小林歯科医院は、40年以上にわたり地域の皆様のお口の健康を守ってきました。

虫歯や歯周病といった一般的な治療はもちろん、近年はインプラント治療にも力を入れており、歯を失ってお困りの方がまたしっかりと噛めるようなお口づくりに取り組んでいます。

当院は、小さなお子様からご年配の方まで、皆様が笑顔で通える歯科医院です。

お口のお悩み、ご相談、インプラントに関するご質問はお気軽にお尋ねください。

 

◆医院名

小林歯科医院

◆所在地

〒610-0117

京都府城陽市枇杷庄鹿背田103-19

TEL:0774-55-2781

電話0774-55-2781

お問い合わせ

費用/

医療費控除

Instagram